N&Fの2つのレーベルのご紹介

世界を結ぶ芸術の音 

fine NF(ファイン・エヌ・・エフ)

 

fine NF(ファイン NF)は、録音プロデューサー(Recording Producer)西脇義訓(Yoshinori Nishiwaki)と、バランス・エンジニア(Balance Engineer)の福井末憲 (Suenori Fukui)が創設した、有限会社エヌ・アンド・エフのメイン・レーベルです(創業2001年9月10日)。

SACD(Super Audio CD*)によるクラシック音楽作品が中心のレーベルで、2人共に20数年にわたり、在籍し学んだ、自然で潤いのあるPHILIPS CLASSICSの伝統のサウンド・ポリシーをベースに、常に最先端のテクノロジーをとりいれた、最高品位の録音制作を目指しています。

 《fine NFの「fine」の意味ですが、ラテン語の「究極の」が語源で、そこから「完成された」→「純粋な」→「精巧な」 →「すばらしい」という意味に使われるようになりました。》 

 

 fineにはわれわれのひとつの思いが秘められています。

 1981年、日本フォノグラム(現ユニバーサル ミュージック)がアメリカのTELARC社と契約した際、創立者で現会長のジャック・レナー氏の指導を受けローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)のレコーディングを行いました。それがわれわれ西脇、福井のレコーディング・コンビの始まりでした。

 その後、PHILIPS CLASSICSのオノ・スコルツェの指導を受けながら、PHILIPSのサウンド・ポリシーとレコーディング技術を学びました。

 世界中のクラシック音楽、レコードファンから常に熱い信頼を得ているTELARCもPHILIPSも実はその源流をたどると、アメリカのマーキュリーのレコーディング・ポリシーとテクニックに行き当たります。

 マーキュリーはステレオの1960年代から70年代にかけて、Hi‐Fiサウンドで世界に驚異的な衝撃を与えつづけました。

 ステージ上にセットされたわずか3基(Left、Center、Right)の集音マイクロフォン・システムから成るレコーディング方式を開発し、オーケストラ録音に画期的な革命をもたらしたのが、当時の名バランス・エンジニア Robert Fineでした。

 Robert Fineは、妻であり名プロデューサーであったWilma Cozart Fineとコンビを組み、「MERCURY LIVING PRESENCE」シリーズなど歴史的な音楽遺産(LP約350枚)を世に送り出しました。

 われわれは両氏の偉業に敬意をはらい、アドバンスド・テクノロジーの師と仰いで、われわれの音楽制作の原点がここにあるという意味で、fine NFをレーベルなとしました。

 

 


耳を澄ますときめきの時

molto fine(モルト・フィーネ)

 

 2007年に発足したN&F社の新レーベルで、「洗練された、優美な、上品な」という意味のイタリア語です。

 

 

 fine NF(ファイン・エヌ・エフ)が、ハイブリッドSACDを中心としたレーベルであるのに対し、molto fineは、アーティストの音楽芸術作品を、幅広くCDで紹介するもので、アーティストが心を込めて演奏した至芸を、何度も繰り返して味わって欲しいという願いを込めて、制作しています。